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~諏訪湖を彩る全国屈指の花火大会 01~

「諏訪湖祭湖上花火大会」の歩み

画像提供:諏訪市

ドーンという音が体の奥まで響き渡り、目の前には大きな花火が開く。夏になると全国で花火大会が行われていますが、諏訪湖の花火大会は、打ち上げ数、規模は全国屈指。さらに、諏訪湖は四方を山に囲まれているため、打ち上げ音が山に反響し迫力満点です。

画像提供:諏訪市

諏訪湖で初めて花火大会が開催されたのは、昭和24年(1949年)のこと。終戦後、市民が明るい希望を持ち一日も早く立ち直ることを願って、8月15日に「納涼諏訪湖花火大会」が行われました。花火は、午後8時から9時30分まで、1時間30分にわたって打ち上げられ、5万人もの人々を魅了し、復興への灯として人々を勇気づけたといいます。

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翌年には「諏訪湖上煙火大会」と名称を変え、昭和29年(1954年)には観光と花火の打ち上げ場を兼ねた「初島」が8月に完成。花火大会では初島開きも行われ、10万人の見物客が訪れる盛大なものとなりました。昭和33年(1958年)には「諏訪湖まつり」に変わり、ナイヤガラやスターマインなども豪華に打ち上げられるようになって、昭和40年(1965年)ごろから花火の内容・規模・技術とも日本一と高く評価されました。その後も高度成長期の波に乗って、年々花火大会の費用も増加し、豪華な花火が打ち上げられ、見物客も増えていきました。

画像提供:諏訪市

オイルショック、バブル経済の崩壊、そして各地での地震や火山の噴火などに見舞われながらも、スポンサーからの協力金により開催。さらに、豪雨災害により諏訪湖が氾濫し、家屋やホテルの冠水、土砂崩落や土石流の発生など大きな被害を受けた平成18年(2006年)、23年ぶりに復活した20号・30号の大水上スターマインなど41,000発を、翌年には、44年ぶりに20号玉を含む42,000発を打ち上げるなど、地元の人たちのために大規模な花火大会が行われました。

令和に入ってからはコロナ禍で、令和2年(2020年)は中止に。令和3年(2021年)には、「諏訪湖祭湖上花火Two Weeks」と称し、8月1日から15日の15日間毎晩10分という分散型の花火を開催。(8月14日、8月15日は令和3年8.14大雨災害により打ち上げを中止。11月に延期)令和4年(2022年)も8月1日から15日まで「諏訪湖祭湖上花火The Legacy」を開催し、約10分間打ち上げを行うなど、諏訪湖祭の意義と伝統を継承するために、例年とは違った形ながらもできる範囲で開催を行いました。

昨年からは通常開催となり、今年も8月15日に開催。『轟と煌めき!「貴方とともに諏訪湖の花火」』をコンセプトとした花火大会では、能登半島地震からの復興を願い、また、誰もが明るい希望が持てるように、全国日本の真ん中から大輪の花火が打ち上げられます。

→次回は諏訪湖サマーナイト花火をご紹介します。

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