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上諏訪温泉しんゆ〜神秘の湖と信仰の地 02〜

二社四宮、古代の姿を留める諏訪大社

神秘パワーあふれる湖・諏訪湖を守るように四か所に境内をもつ諏訪大社。古くから信仰の地として知られる諏訪大社は、信濃国の中で最も社格が高い一宮です。また、全国に約10,000社ある諏訪神社の総本社で、「お諏訪さま」などの愛称で親しまれています。国内でも最も古い神社の一つで、その起源は諸説あり『古事記』には、出雲の国譲りに反対した建御名方神(タケミナカタノカミ)が戦いに敗れて逃げた諏訪で国を築いたと、一方 『日本書紀』には持統天皇により勅使が派遣されたと記されています。

諏訪大社の最大の特徴は諏訪湖を挟んで南岸に上社の本宮と前宮、北岸に下社の秋宮と春宮と二社四宮が鎮座している点です。もともと上社と下社は上諏訪神社と下諏訪神社という別々の神社でしたが明治初年の国策によって統一され、二社四宮という珍しい形になりました。四社は基本的に建御名方神とその妻とされる八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)を祀り、社殿の四隅には御柱というモミの柱が立てられています。この御柱が寅と申の年に建替えられる御柱祭も広く知られています。また、諏訪大社には基本的に本殿と呼ばれる建物がありません。その代わりに上社は御山を御神体として、下社の秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木として、古代の神社の姿を残しているのも特徴です。

上社の本宮は片拝殿が弊拝殿の左右に並ぶ「諏訪造り」という独特の様式で、国の重要文化財など、貴重な建造物が数多く残ります。東宝殿、西宝殿の茅葺の御社殿にはどんなに干天の日でも軒から最低三粒は水滴が落ちるという七不思議があります。前宮は諏訪信仰発祥の地といわれ、古くは上社の付属神社であったため唯一本殿を有しています。四本の御柱を間近に見ることができるのは、四社の中でも前宮だけです。下社の秋宮は三方切妻造りの神楽殿、身長1.70m青銅製では日本一と言われる狛犬、出雲大社型のしめ縄としては最大級の神楽殿のしめ縄など見どころが豊富です。春宮は御手洗川に架る下馬橋は下社で最も古い建築物といわれ、「幣拝殿」上部に施された彫刻も必見です。

諏訪大社の二社四宮はすべて同格で、参拝する順番にも決まりもありません。上諏訪温泉しんゆでは、諏訪大社四社を巡る無料参拝バス『しんゆ号』を運行しています(宿泊者のみ※ 要予約)。四社を効率よく見学できるだけでなく、高い位置から諏訪湖の美しい風景を一望できるのはバス旅ならではです。諏訪湖の畔に宿泊し、諏訪大社巡りも楽しめる上諏訪温泉しんゆ。ここでは神秘のパワーが集まる諏訪の魅力を心ゆくまで堪能することができます。

→次回は上諏訪温泉のはじまりについてご紹介します。

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