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上諏訪温泉しんゆ ~神秘の湖と信仰の地 01~

悠久の時を経て美しく輝く諏訪湖

四方を諏訪大社四社に囲まれ、かつては極寒の冬に神の渡る道が毎年のように現れていた諏訪湖。湖底から湧き出す温泉や地面や水面に沿う不思議な虹など、さまざまな自然現象が起こり、多くの伝説が残る神秘の湖です。

諏訪湖は信州のほぼ中央に位置し、形は東西方向に長い楕円形、湖岸線は16km、面積は13.3㎢にもおよぶ長野県最大の湖です。フォッサマグナの海をつくった糸魚川―静岡構造線と諏訪から発し九州まで続く中央構造線が交わる諏訪盆地に位置し、断層運動により地殻が陥没してできた構造湖(断層湖)だと考えられています。諏訪湖が現在のような広い水域となったのは約1万3000年前ごろ。当初は現在の2倍以上の大きさがありましたが土砂の堆積や護岸工事などにより面積は少しずつ小さくなっていきました。

大地の力によって生み出された諏訪湖では、数々の不思議な自然現象が起こります。その一つが冬に現れる「御神渡り」です。これは、諏訪湖が全面結氷することによって南岸から北岸へかけて氷が裂けてできる高さ30cmから1m80cmほどの氷の山脈のこと。諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命(女神)のもとへ通った道筋と言い伝えられています。 また、湖の東岸近くの湖底に源泉が湧き出す「七ツ釜(ななつがま)」または「釜穴(かまあな)」は、極寒の冬場でもそこだけは凍らなかったことから名付けられました。現在も絶え間なく温泉が湧き出し、湖畔の宿では「七ツ釜」の温泉を楽しむことができます。春秋初冬の寒い朝、快晴無風のときには、地面や水面に沿って現れる水平虹も諏訪湖でよく見られる自然現象です。水平虹は他の地域でも見ることができますが、特に諏訪湖の水平虹は規模も大きく出現回数も多いことでも知られ、今や諏訪湖の名物にもなっているといわれます。

今や長野県の一大観光スポットとしても知られ、県内外から多くの人が集まる諏訪湖は、遊覧船やボート、水陸両用観光バス、わかさぎ釣りなど、レジャーも充実しています。また、夏の花火は全国的にも有名で、毎年8月15日の「諏訪湖祭湖上花火大会」をはじめ、 9月第1土曜日に「全国新作花火競技大会」(2023年は中止)、7月下旬~8月下旬にかけて毎日10分間花火が打ちあがる「諏訪湖サマーナイト花火」が行われ、神秘の湖に彩りを添えます。

悠久の時を超えて今もなお訪れる人々を魅了し続ける諏訪湖。上諏訪温泉しんゆは諏訪湖の東岸に立ち、絶景とともに温泉も楽しめる湖畔の宿です。自然の息吹を感じ、レジャーを楽しむ優雅な休日。心と身体を癒す自然のパワーあふれる諏訪湖へ、出かけてみませんか?

→次回は諏訪大社についてご紹介します。

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