八ヶ岳美術館では、
『ハイウェイの沿線遺跡群~阿久・大石・居沢尾根の土器たち~』
を開催中です。
1957(昭和32)年に公布された国土開発縦貫自動車道建設法によって、
中央自動車道西宮線が長野県内を約122kmにも渡って横切ることとなりました。
この建設予定地に含まれる埋蔵文化財包蔵地は195にものぼり、
原村ではとくに
阿久遺跡、居沢尾根遺跡、大石遺跡の3つの大規模遺跡が
中央道建設予定地にかかり、
1975年から翌年にかけて緊急発掘調査が進められました。
これらの遺跡から出土した埋蔵文化財は2012(平成24)年、
出土した各地域で展示活用するために、
長野県から各市町村へと移管されました。
これを記念して、晴れて原村の文化財となった土器が
当時の発掘作業の様子とあわせて初めて展示されています。
阿久、大石、居沢尾根の3つの遺跡出土品で、
縄文時代前期から中期にかけての様々な時代の土器の造形の変遷を
ご覧いただければと思います。
■開催期間 :前期2015年2月1日(日)まで
:後期2015年2月7日(土)~3月29日(日)まで
■会場 :八ヶ岳美術館
■開館時間 :9:00~17:00(最終入館16:30)
■入館料 :一般(高校生以上)510円 小中学生250円
■お問い合わせ :八ヶ岳美術館 TEL0266-74-2701
詳細につきましては、こちらをご覧ください。
http://www.lcv.ne.jp/~yatsubi1/menu/index.htm
吉本 順子