サンリツ服部美術館では、
茶入鑑賞の歴史を紐解くことを目的とするコレクション展、
日本古美術企画展「茶入(ちゃいれ) もう一つの美術史」を開催中です。
重要美術品3点を含む21点と、
本阿弥光悦作の国宝「白楽茶碗 銘 不二山」が特別出品されています。
「茶入」は、抹茶を入れる小さな壷のことで、
もともと中国では薬を入れる容器で、
日本では茶入れとして使うようになったそうです。
その後、茶の湯の隆盛とともに茶入の需要も増え、
瀬戸を中心に和物茶入の製作が始まりました。
同展では、4章構成に分かれていて展示されています。
<第1章>唐物茶入
桃山の厳しい鑑賞基準を耐え抜いた貴重な茶入が並びます。
<第2章>瀬戸茶入
唐物の写しから新しい形までも手掛けた瀬戸窯の技をご覧いただけます。
<第3章>備前と丹波の茶入
新しい時代の好みに古窯がどのように応えたかを見ていきます。
<第4章>茶人の指導の下で製作したという野々村仁清と高取の茶入
関連イベントといたしまして、
「記念茶会」が9月20日(土)に開催されます。
椅子に座ってお茶をお召し上がりいただく立礼の席ですので、
初めての方でもお気軽にご参加いただけます。(要予約)
◆開催日 :2014年12月22日(月)まで
◆開館時間 :9時30分~16時30分
◆休館日 :祝日を除く毎週月曜日(12月22日は開館)
◆入館料 :大人800円 小中学生400円
◆お問い合わせ :サンリツ服部美術館 TEL 0266-57-3311
詳細につきましては、こちらをご覧ください。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32279
吉本 順子