諏訪市の高島城では、
企画展「俳句の道―曽良につづく諏訪の詠み人たち」を開催中で、
俳聖・松尾芭蕉の「奥の細道」における
奥州・北陸の旅に同行した弟子の俳諧師・河合曽良(諏訪市出身)の遺品と解説パネルや
曽良以降に諏訪で活動した文芸家、俳句に親しむ市民の作品が紹介されています。
曽良は上諏訪宿表上町(同市諏訪2)で生まれ、35歳頃に松尾芭蕉と出会い、
東北、北陸地方を巡り、大垣(岐阜県大垣市)で
約2,400キロの「奥の細道」の旅を結びました。
展示品の目玉は、曽良の菩提寺である諏訪市の正願寺に保管され、
旅中で使ったと伝わる道具で日記や俳句を書くための硯箱と文台、
これら2品が収まる大きさの背負い籠が、
歩を進める師弟が描かれた絵の下に並んでいます。
この他には、江戸後期~明治に活躍した岩波其残や
藤森素檗の俳画、句も紹介されています。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30036
蕉門十哲の一人とされる河合曽良の足跡を
ぜひこの機会にたどってみませんか?
・開催日 :2013年12月9日まで
・会場 :高島城
・開館時間 :午前9時~午後4時半
・入場料 :大人300円 小人150円
・お問い合わせ :高島城 TEL 0266-53-1173
吉本 順子