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諏訪湖博物館・赤彦記念館「江戸の掲示板―高札」

下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館では、
江戸時代に幕府や藩が法令などを周知するために掲示した、
墨書きの掲示板「高札」を紹介した
特別展「江戸の掲示板―高札」を開催中です。

本展は、今年の3月に江戸時代の中山道下諏訪宿にあった「高札場」を
諏訪大社下社秋宮の近くの
国道142号大社通り沿いに復元されたのを機に企画されたもので、
『高札』大小約30点が展示されている他、
下諏訪町にあった高札場を示す絵画が初公開されています。

展示されている『高札』は、
どれも江戸から明治時代まで長野県内外で掲げられていたもので、
大型サイズ(横163センチ、縦53センチ、厚さ3.3センチ)の、
1868(明治元)年の「郷村脱走禁止」は、脱走は罪になり、
農商の奉公人が脱走した場合は主人の落ち度になる―と記されています。

諏訪湖博物館によると、
「親子兄弟札」「毒薬札」「駄賃札」「キリシタン札」
「火付札」などが基本的な高札で、
明治政府も掲示されていましたが、情報量が多くなり、
1872(明治6)年に廃止されたそうです。

初公開されている中村勝五郎が描いた「文久の絵画」は、
1861(文久元)年に徳川14代将軍家茂に降嫁する
皇女和宮が下諏訪宿で宿泊した場所や、
高札場も記録されていて、
幕末には高札場が大社通りにあったことが分かる史料となっています。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=34039

■開催期間 :2015年6月14日(日)まで
■会場   :諏訪湖博物館・赤彦記念館(下諏訪町西高木10616-111)
■開館時間 :午前9時~午後5時(入館午後4時30分まで)
■休館日  :月曜日、祝日の翌日
■入館料  :大人350円 子供170円
■お問い合わせ :諏訪湖博物館・赤彦記念館 TEL 0266-27-1627

吉本 順子

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