諏訪大社上社にて、1月15日に
田遊神事、新年祈請祭が行われました。
諏訪市神宮寺の本宮で
大総代や氏子総代、区役員らが参列して行われ、
雪が舞う中、多くの氏子が見守り、
今年一年の五穀豊穣、地域の安全や無病息災を祈り願いました。
田遊神事は、斎庭に設けられた仮拝所前に、田に見立てたゴザが敷かれ、
ゴザの四隅と中央で、神職が木製のすきやくわなどの農具を使って、
田起こしから種まきまで一連の農作業を所作で繰り返し、
白い衣に暖色系である緋袴緋襷（ひばかまひだすき）を着た巫女二人が、
神職の歌う「田植唄」に合わせて「田舞」を踊り、豊かな実りを願いました。
その後、新年祈請祭が行われ、「蟇目鳴弦（ひきめめいげん）の儀」で、
祭員がゴザの四隅で弓を射る所作を行い、悪霊退散のために弦を鳴らしたあと、
魔よけの赤いかぶら矢が上空目掛けて放たれました。
このかぶら矢を拾った人は、
幸運が授かると言われているそうです。
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吉本 順子
