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神長官守矢資料館では鎌倉から明治の「巳年の古文書」が展示されています。

茅野市宮川にある神長官守矢資料館では、
今年の干支にちなんだ企画展「巳年の古文書」が開かれていて、
諏訪大社上社神職の長「神長官」を務めた守矢家に伝えられてきた文書のうち、
鎌倉から明治時代までの古文書と記録14点が展示され、
過去の巳年に起こった出来事が紹介されています。

★1485年3月27日の日付が残る「大祝職位奉授書留」は、
諏訪頼満が前年の12月28日に大祝に職位したときの記録で、
就任の儀式で、上社に関わる重要な神社13所を参拝したときの道順が細かく記されています。
家臣の屋敷の位置や小町屋・地蔵堂小路といった地名も書かれており、
当時の上社前宮周辺の状況が分かる貴重な史料です。

★1869年の西京日誌は、当時の神長官守矢實顕が、
神仏分離とこれからの諏訪社の処遇について新政府と折衝するため、
京都に滞在していたときの日記です。
元熊本藩士で、幕末維新の思想家として知られる横井小楠が
尊攘派浪士に暗殺された事件もあり、騒然とする京都の様子も記されています。
實顕はこの事件に強い関心を持ったようで、
小楠を殺害した5人の犯人の人相書も書き写しています。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=27334

ここでしかご覧になれない貴重な資料が豊富にございますので、
ご興味がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

★神長官守矢史料館(茅野市宮川389-1)
企画展「巳年の古文書」

・会期 :2013年2月11日(月)まで
・入館料 :大人100円、高校生70円、小中学生50円
・お問い合わせ :神長官守矢史料館 TEL 0266-73-7567
詳細につきましてはこちらのホームページをご覧ください。
http://www.city.chino.lg.jp/ctg/07190000/07190000.html

吉本 順子

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