諏訪市博物館では、
3月15日(土)から諏訪市四賀桑原の仏法紹隆寺所蔵の県宝
『不動明王立像』が特別公開されます。
『不動明王立像』の作者、制作年代を示す史料は見つかっていませんが、
平安末期から鎌倉初期に活躍した彫刻家、
運慶の作風との類似が見られ、2003年に県宝指定されました。
高さ42センチの木造の『不動明王立像』は肥満した体つきで、
左肩から細い衣を掛け、腰裳を着ける姿で、
ごつごつとした岩場に立ち、赤と金で彩色された光背が背後に付いており、
顔は鋭い目つきの憤怒の表情をしています。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30748
5月6日(火)まで公開されますので、
半年の修理を得て、表情がさらに鋭くなった『不動明王立像』を
ご覧になってみてはいかがでしょうか?
吉本 順子