北澤美術館 『佐藤透 コア・ガラスの世界』

北澤美術館では、
『佐藤秀　コア・ガラスの世界－響き合う色彩と文様　コア・ガラスの雅－』が
7月20日より開催されます。

現代では珍しいコア・ガラスを探究し続ける作家　佐藤秀さんの近作約60点とともに、
制作に用いられる道具や、装飾パーツなどが展示されます。

コア・ガラスとは、ガラス器の成形法の一つで、
耐火性のコア（芯）の周りにガラス棒を熔かしながら巻きつけ成形し、
色ガラスで装飾を施し、徐冷後に芯を抜き取るもので、
メソポタミアで紀元前1,600年頃に始まり、
メソポタミア紀元前1世紀頃に吹きガラス技法の発明とともに途絶えたとされています。

吹きガラスの発明後に途絶えたこの技法を、
佐藤秀さんは試行錯誤の末に見事に体得し、独自の世界を築きました。

佐藤秀さんのコア・ガラスの特徴は、軽やかさと繊細さ、そして、
色合わせの巧みさだそうです。

会場では、複雑なコア・ガラス制作工程を収めた映像も放映されます。

コア・ガラスに新たな世界観を打ち立てた佐藤秀さんの創作の全容を
ぜひご覧になってみませんか？

・開催日時　：2013年7月20日（土）～12月1日（日）

・会場　　　：北澤美術館　1Fギャラリー

・開館時間　：7月～9月　9:00～18:00 ／10月～12月　9:00～17:00
※入館は閉館時間の30分前まで

・入場料　：大人1,000円　中学生500円　小学生以下無料

・お問い合わせ　：北澤美術館　0266-58-6000

吉本　順子